こどもの日の5月5日夜、高知市の浦戸湾で四国最大級となる約1万5千発の花火が打ち上がる。「第3回土佐横浜みなと未来祭り」。花火の輪が直径60メートルを超える大玉が約8500発を数え、直径300メートルの尺玉も210発。四国随一の大会を主催するのは、子どもたちの笑顔を見たいと願う、地域に暮らすお父さんお母さんたちだ。
第2回土佐横浜みなと未来祭りの花火(2016年5月5日、高知市横浜の灘漁港から撮影)
第2回土佐横浜みなと未来祭りの花火(2016年5月5日、高知市横浜の灘漁港から撮影)
高知市や高知県南国市に住む30〜50代の気の合う仲間たち約30人でつくる実行委員会が主催。鉄工所を営む代表の中山俊二さん(38)=南国市岡豊町蒲原=のほか、建設業、理髪業、飲食業、会社員ら多種多様なメンバーが“手弁当”で運営する。
きっかけは一人の子どものためだった。
3年前の秋。高知市横浜に住むメンバー(42)の息子が、生後まもなく大病を患った。低体重のために手術も行えない。入院していた息子のために、父は「こどもの日に花火を見せてあげたい」と仲間に打ち明けた。
仲間には高知県外で約20年花火の仕事に携わった会社員の男性(48)がいた。「よっしゃ。やっちゃお。50万円で上げよう」。打ち上げ場所は横浜の灘漁港に近い、浦戸湾の玉島を考えた。「玉島は神様が宿る島と言われちゅう。きっと息子もようなる」と。
男性は玉島を所有する会社に頼んだ。だが、会社は「個人には貸せない。団体なら」。そこで十数人の仲間を集め、実行委を結成。「どうせなら、地域の子どもたちみんなに喜んでもらおう」と身銭を切り合い、550万円で約2千発を打ち上げた。
当初は1回きりの予定だったが、約3万人が来場。歓声を上げて喜ぶ子どもたちや地域の人を見て、メンバーは祭りを継続することにした。「花火を通じて多くの子どもに『高知で生まれて良かった』『高知に戻ってきたい』と感じてもらえたら」と中山さん。闘病していた仲間の子どもも元気になった。
2016年の第2回は鏡川河畔の高知市納涼花火大会に並ぶ4千発。2017年は「四国で一番の質と量」を目指し、四国最大とされる愛媛県今治市(約1万発)を超える1万5千発を上げる。
警備員や仮設トイレの費用などもあって、地元企業約250社からの協賛金では足りず、メンバーが車や時計を売るなどして費用を工面した。地元の子どもたちが絵を描いた約千個の灯籠の組み立て作業などで、メンバーは寝不足続きだ。
「自分の利益になることだけでなく、誰かのために一生懸命になりたい。大人が子どもの道しるべにならなきゃ」と副代表の片岡貴さん(34)=高知市南金田。「協力してくれる地域の方とともに今後も祭りを育てていきたい」と話す。
祭りは灘漁港会場と仁井田臨港会場の2カ所。花火は午後7時半から午後8時45分まで。両会場とも駐車場が少ないため、公共交通機関での来場と、ごみの持ち帰りを呼び掛けている。
https://www.kochinews.co.jp/article/96406/************************************************************
たまには故郷の高知県に帰りたいものです。高知県知事はさっさと高知空港にLCCを就航させてほしい。そうすれば結構高知県出身者が高知に帰ると思うのです。さすがに往復で5万円以上だと気軽には帰れません。往復で1万円なら1年に1度くらいは帰るかも。
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posted by kinnki2008 at 14:46|
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